■価格に関する メリット・デメリット
■規格に関する メリット・デメリット
■配送に関する メリット・デメリット
■接客に関する メリット・デメリット
■ネット販売の始め方
価格に関する メリット・デメリット
価格に関するメリット
ネット販売する時の大きなメリットは、価格の決定権がある事だと思います。
市場出荷では、天候・需要・供給量などの影響を受けて価格は変動します。また、セリ市という仕組みでは価格は購入者が決めることになっています。
直販では生産者が価格を決めて出品する事ができます。最初は、値段を決めるのに迷ってしまったり、難しく感じる事もあるかもしれませんが、適正な利益を確保する事が可能になります。また、売上や収入を安定させることもできます。
価格に関するデメリット
敢えて挙げるとするなら、価格競争でしょうか。当然ですが、ネット販売には価格競争が存在します。デメリットという程ではありませんが、農産物の品質、量、価格、付加サービスなどを他の生産者と比較される事になるので希望する価格で売れるとは限らず、ある程度譲歩した価格で販売する必要も出てくるかもしれません。
規格に関する メリット・デメリット
規格に関するメリット
規格の決定権も大きなメリットになります。
場合によっては価格の決定権より喜ばしいことかもしれません。市場出荷では、規格の都合で「大きくて立派で品質が良い」などの高い評価を得るべきものが規格外とされる事もあります。
そういった商品は、希少価値を上乗せして通常商品をより高く売れる可能性もあります。
また、どの作物でも多くの規格外が出てしまっていると思います。直売所などで直販している人であればよく分かると思いますが、市場では規格外にされた物でも十分お客様に喜んで購入していただけるはずです。
規格に関するデメリット
新たな規格を設けた場合、その規格でも選別する必要が出てくるかもしれません。市場出荷や契約販売と並行して作業するのであれば手間が増えてしまいます。直接お客様に届けることになるので、農作物を洗浄したり、袋詰めしたり、シールを貼ったり、梱包資材を用意したりするなど、気を遣う事や手間が増える事を覚悟して望む必要があります。
配送に関する メリット・デメリット
配送に関するメリット
配送に関するデメリット
これは、ネット販売の面倒なところです。
発送に関わる住所の記入、梱包作業、配送業者とのやり取りなど事務作業や発送作業に手間が掛かります。発送するまでの商品管理も重要です。また、輸送中の傷や痛みなどクレームに繋がる問題が起きることもあるので、梱包方法を検討したり、配送業者とのコミュニケーションも重要になります。
接客に関する メリット・デメリット
接客に関するメリット
直接お客様に売る事になるので商品の感想を聞くことができ、様々な反応を目にすることができます。やりがいを感じたり、生産意欲を高めることになると思います。
また、商品やサービスを気に入っていただくことができれば、ファンが増えて売り上げの安定にも繋がっていきます。
接客に関するデメリット
これは、「楽しめる人」と「面倒に思う人」に分かれるのかもしれません。販売の過程でメールなどのお客様とやり取りする事が必要になります。「農作業だけに集中したい」という人にとっては面倒な業務に感じる事でしょう。
ネット販売の始め方
ネット販売の方法について詳しく書いている【野菜・農産物のネット販売】自分に合った販売方法、サービスの選び方という記事もあるので参考にしてみてください。
売上重視で選ぶ
サイトの利用者が多ければ多いほど売れる可能性が高まります。大手ECサイトや産直ECは自社サイトを作成するより簡単に集客できます。
1⃣
楽天市場(出店型モール)
Amazon(出品型モール)
2⃣
食べチョク(出品型産直EC)
ポケットマルシェ(出品型産直EC)
利益を重視(費用削減)で選ぶ
販売手数料の少ない販売方法です。
1⃣
STORES(サイト作成サービス)5%
ラクマ(フリマアプリ)6%
2⃣
BASE(サイト作成サービス)6.6%+40円
メルカリ(フリマアプリ)10%
手間の少ない方法
匿名配送を使うと、お客様の情報を知る事も入力することも無く、コンビニにバーコードを見せて商品を預けて発送完了する事が出来ます。
フリマアプリは、効率的で簡単に発送できるシステムが構築されています。
メルカリ(フリマアプリ)
ラクマ(フリマアプリ)
お客様とのやり取りを楽しむ
産直ECは産直SNSと呼ばれることもあるほど、レシピの情報交換など生産者と消費者の交流が活発なようです。
食べチョク(出品型産直EC)
ポケットマルシェ(出品型産直EC)
ゴヒイキ(受注型産直EC)
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