私は秋田県である酪農牧場に勤めていた事がありました。
その牧場では冬になると毎日の様にシャッターの事で大変な思いをしました。
同じ思いをする人が減るようシャッターを設置する時の注意点を記事にしました。
シャッターケースは内巻きが良い
雪国ではもちろんの事、一般的にも
シャッターケースの取り付けは内巻きがオススメです!
その理由を解説していきます。
シャッターケースの呼び方
シャッターを格納するシャッターケースは室外か室内どちらかに取り付ける事になります。
室外に取り付けるものを外巻き、室内に取り付けるものを内巻きと言うそうです。
メーカーによっては室内を正巻き、室外を逆巻きと呼んでいるようです。
「内巻き」室外側
「内巻き」室内側
「外巻き」室外側
一般的な内巻き、外巻きのメリット・デメリット
内巻きにする場合は室内にシャッターケースが収まるスペースが必要になります。
外巻きに比べると、室内空間を確保しなければいけばいというのが内巻きのデメリットです。
メリットは、シャッターが風雨にさらされないので外巻きより傷みにくいそうです。
重要な点は、施工業者からすると外巻きの方は施工が楽で修理点検もしやすいというところです。
こちらから内巻き外巻きの希望を言わなければ、外巻きを選ばれてしまう可能性もあるかもしれません。
また、予算が抑えられると外巻きを勧められる可能性もあるかもしれません。
雪国での外巻きのデメリット
雪国で外巻きを使用すると凍り付いてシャッターが開かなくなることがあります。
内巻きでも暴風雪になると凍り付いて開きにくくなりますが、外巻きは本当にどうにもならないくらい動かなくなることがあります。
何度も上下運動を繰り返して氷を落としてみたり、叩いて氷を落としてみたり大変です。
どうしても開けたい時はお湯をかける時もあります。
そうしてしまうとその時は開いてもすぐに凍り付いてその後はもっと悪化するという事にもなります。
とても大変でした。
外巻きのシャッターが凍りやすくなる原因
原因1
シャッターケースに巻いていく際の内側になる部分が室外の面なのでシャッター1枚1枚の隙間が凍り付いてしまって巻き上げる時に折れ曲がらなくなるからだと思われます。
原因2
シャッターケースは覆われていますが、下部や横には隙間があるのでそこから雨や雪が吹き込んでしまって凍るのだと考えられます。
まとめ
外巻きにする理由がなければ、シャッターケースは内巻きを選びましょう。
新調したシャッターを全部付け替えるというのも費用対効果を考えると悩ましくて中々替えられません。
次の交換までとなるとかなりの年数、我慢して冬を過ごさなければならなくなります。
シャッター選びにはシャッターケースの向きも重要だと覚えておくと良いと思います。
参考資料:久留米シャッター販売(ブログ記事)シャッターの「内巻き」と「外巻き」のメリット・デメリットが知りたい。
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