今年は、いつになく立茎が上手くいったので紹介しようと思います。
立茎はアスパラガス栽培の中で割と大切な方の作業じゃないでしょうか。
「ここは上手くいったけど、ここはもう少し改善しなきゃ」など毎年、成功や失敗を繰り返してきた訳ですが、今のところは凄く良い感じに進められています。
立茎の是非はこれからの夏芽や来年の春芽の状況を見た結論が正しいと思うので、確実な評価ではないものの立茎の過程での評価は5,6年の経験の中では一番の出来事です。
立茎を良い感じに仕上げる天候の選び方
立茎を上手くいかせるには、立茎する本数や位置、収穫開始から打ち切りまでの期間やタイミングなど色々とあると思うのですが、今回紹介したいのはタイトルにもあるとおり『天候』です。
どんな天候が良かったのかというと 「出来る限り長く晴れない日が続く時」 です。
雨でも曇り空でも、晴れていなければどちらでも良いと思います。
今まで萌芽してくるアスパラの太さや収穫期間などを立茎のタイミングとして重要視して割と天気の続く時期を選んで立茎してきました。
今年はたまたま立茎したいタイミングに曇り空の日が1週間近く続いてしまいました。
そうすると良い事が沢山ありました。
・成長が遅くなるので立茎する茎の太さや、立てる位置をゆっくり選ぶことができた。
・成長が緩慢になり早めに立てた茎と遅く立てた茎の成長の差が広がらず真っすぐに立てやすかった。
・高温にならなかったので穂先の開きや曲がりが少なく綺麗に立てられた。
いつも立茎で苦労するのは、立てたい太さと品質のものを理想の位置で立てる事ができない事です。
何れかを妥協して成り立っているような感じでしたが、今回は割と希望通りに立茎する事ができました。
どうしても高温になりやすく成長の早いハウス栽培では、晴れの日が少ないタイミングで立茎するのもありなんじゃないでしょうか。
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