「土砂の流出をどうにか止めたい」とお困りではありませんか?
私自身この問題に直面してインターネットで検索したのですが、いい方法を見つけることができませんでした。
この度、私なりに問題を解決する事ができたのでご紹介したいと思います。
この記事は以下のような方の参考になると思います。
・土砂の流出、流入を何とかして止めたい。
・土や砂は止めたいけど水は通したい。
ガツンと土砂と水の両方を止めてしまうのは簡単ですよね。
重要なポイントは土砂を止めつつ水を通すというところです。
これを可能とする資材を探し出しました。
資材を選ぶ基準
1、土砂を止められる
これが一番の目的なので必須です。
2、透水性がある
土砂を止められても水を通せなければ、水と土砂がどことなく溢れ出てしまうので問題を解決する事ができません。長期的にみても目詰まりせず水が流れ続けられる事が求められます。
3、耐久性
土木工事は手間暇がかかるので出来るだけ長期間機能する資材が望ましいです。
土砂流出を止める3つの資材
◆ 土嚢(どのう)
◆ 防草シート(ぼうそう)
◆ 土木用マット
3つの資材の有用性を検証
・土嚢
実際に使用してみると土嚢を置いた部分の土砂を止められるのですが、土嚢を積み重ねた隙間や土嚢の周りから水が流れるようになってしまい、そこから土砂も少しずつ流れ出してしまいます。
・防草シート
あるホームセンターの店長に「土砂を止めて水を通す資材はありませんか」と相談したところ提案されました。強度と耐久年数に不安があったのでチョイスしませんでした。
・土木工事用排水マット
インターネットで色々検索している中で見つけました。様々な土木工事の排水資材として用いられているようです。良さそうだったので購入する事にしました。
・軟弱地盤干拓、埋め立て改良。
・地盤の排水処理の水みちとして。
・土砂の流れ出し防止フィルターとして。
・堤防、護岸の砂防、排水処理。
・トンネル裏面排水処理。
・地盤の安定、排水処理。
土木工事用排水マットを選んだ理由
土嚢はすでに使用していますが、土砂を完全に止めることができていません。
防草シートは余っているものがあったのですが、耐久年数と資材強度に不安があったので使用しませんでした。
土木用マットは、土砂を止められて透水性があり、耐久性に優れていると商品説明や購入者の感想から判断しました。しかも、想像していたより大きくて安いので即購入しました。
購入した資材を使ってみる
購入した商品
素材が天然ヤシの繊維なので環境にも優しいのも魅力。
「キュアマットC」を使用する
ハサミで簡単にカットできました。
思ったより繊維に隙間があったので少し不安になって二重に重ねて使用しました。
一週間以上経っても水は流れ続けて土砂は流出していません。
キュアマットC (厚さ1㎝、幅1m、長さ10m)
意外と透けてる
U字溝の隙間は数㎝ある
二枚重ねで使用
土砂を埋め戻す
施工から2週間後
使用用途と詳細
私有地のある斜面林から水が滲み出ていてその下を横切る用水路に流れ込んでいます。
用水路のU字溝とU字溝の継ぎ目が所々壊れていて、2,3㎝の隙間が開いてしまっています。そこから土砂が用水路に流れ出てしまっていました。土嚢で埋めても隙間から少しずつ流れ出てしまい斜面が少しずつ削れて無くなっていき、用水路の半分くらいまでが土砂で埋まるという状況が続いていました。親が毎年農閑期に土砂を掘り上げるという重労働をしているのを見て何とかできないものかと考えるようにマットの購入に至りました。
用水路の側面を掘り、マットを15㎝幅くらいにカットして、二重に重ねてU字溝の隙間を埋めました。思っていた以上の結果に満足しています。
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