【体験談】防虫ネットに開けてしまった穴を補修する方法

ビニールハウスを使ったアスパラガス農家はバーナーで防虫ネットに穴を開けてしまうという悲しい事故が起こる事があります。

この記事では

・穴を開けてしまった時はどうやって修理したら良い?

・また繰り返さないようにするには何を注意したら良い?

という二つの疑問を解消していきたいと思います。

記事の内容

1、試してみた3つの補修方法

2、テグスを使って補修する方法と作業手順

3、同じ失敗を繰り返さない為の注意点

試してみた3つの補修方法

 

1、ビニールテープで貼りつける

割と強力なテープをホームセンターで買って貼ってみましたが、網が凸凹なので直ぐに剥がれてしまいました。

結果 ✖

2、接着剤で貼る

出来るだけ速乾性の物を選んで試してみましたが、網と網で凸凹が激しく接着面積が少なすぎて動かないようにするのが大変でした。乾くまで待てばいけるかもしれませんが、待てなかった。

結果 ✖

3、テグスで縫う

倉庫にあった釣り糸で縫ってみました。これはいけました。安定感があっていい感じです。ただ、一人で縫うと恐ろしく大変な作業になりました。

結果 

 

テグスを使って補修する方法と作業手順

 用意するもの 
・補修用のネット・・・適量
・太めのテグス・・・適量
・大人・・・2名

作業手順

1、大人2名が、ビニールハウスの中と外に分かれ修復箇所で向かい合う。

2、補修用のネットで穴を覆う。(私は内側から張りました)

3、補修用のネットの外周の縁を内外から交互に縫っていく。

4、穴の縁を縫っていく。

5、完成


※因みに私はこの作業を一人でやりました。内側と外側に移動しなければいけないので十数mダッシュを何十回もやるはめに。お二人でやる事をおすすめします。

補修の結果&効果

補修してから一年近く経過しました。
今のところ虫が入ることも無く、縫ったところが解れることも無くてとても良い状態です。
ただ、この補修は時間が掛かるのでそこは大変だと思います。

同じ失敗を繰り返さない為の注意点

・どうして起こってしまったのか?

・どうしたらもう二度起こさないようにできるのか?

私なりに分析しました。

原因

防虫ネットは熱にめちゃくちゃ弱く溶けやすいようです。
バーナーの炎が近づいていなくても風で流れていった熱風だけで簡単に溶けてしまうようです。

対策

熱風で溶けるので網がバーナーと離れているだけでは安心できません。
株焼きの時は、風向きを考慮しながら作業するか、風の弱い日に作業するのが良いと思います。

ビニールハウス内を密閉してしまうのは一酸化炭素中毒の恐れがあり、危険だと思いますのでご注意ください。

以上になります。

1 個のコメント

  • 庭で家庭菜園をやっています。うちの庭は結構強い風が吹くので、防風ネットが欠かせません。防風ネットが風で破れたことはありませんが、毎年防風ネット、防虫ネットのレイアウトが変わるので、接合や切断が必要です。
    そんな時に大活躍するのが、ホットボンド(グルーガン)です。ビニール系の棒を熱で溶かして接着するもので、防風ネットとの接着相性も大変良く、1分程度で冷えて固まります。欠点として電源のないところでは使えないので、バッテリー、インバーターが必要になることです。
    気を付けなければならない事は、ネットの母材が解けないように作業することです。コツをつかむのは簡単です。
    さらに私は仕上げとして、半田ごてのコテ先をイチョウの葉のように平らに改造したもので、不完全接合部にコテを軽く当てて補正しています。こうすることで、より完璧に接着できます。

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