「誰でも育てられる、どんな育て方でも育つ」と言われることもある稲作。
収量を毎年一定の量に安定させようとしたり、収量を増やそうとしたり、品質を向上させようと努力を始めると意外と難しいのが米作り。
私も一年一年、毎日毎日が勉強です。
稲作をする上で参考にしている本を紹介します。
イネの成長 (星川清親 著)
稲作に関する本をたくさん読んでいる先輩農家に「稲について学べるお勧めの一冊はありますか」と聞いたところ「この本一冊あれば十分」という答えでした。
目次を紹介するだけで網羅している範囲がお分かりいただけると思います。
オススメの一冊です。
1、日本のイネ、世界のイネ
2、種子と発芽
3、苗の生長と苗質
4、移植と活着
5、葉
6、茎
7、分げつ
8、根
9、穂の分化と発達
10、出穂と開花・受精
11、登熟
12、米の品質
稲作診断と増収技術 (松島省三 著)
私は、稲株塾という由利・庄内地域(秋田県と山形県の一部)で活動する塾に加入し3年間勉強しました。三年一期とした塾で他の塾生と稲を栽培しながら先輩農家から技術を学ぶものです。
その稲株塾は、著者松島氏の技術を基としていてます。
入塾する際に予習しようとこの本を買いました。入塾と同時に稲作を始めたので購入当時は全く稲作の経験がありませんでしたので読んでもさっぱり分かりませんでした。
稲株塾で学びながら稲を3年育てた今ではこの本を普通に読めるようになりました。
この本は、稲作の経験と基礎知識がある方がV字型稲作理論を本格的に学びたいという時にオススメの本です。
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