美味しく、簡単に始めよう!ホースラディッシュ栽培

ホースラディッシュは、和名で「西洋わさび」といいます。
また、一部の地域では「山ワサビ」と呼ばれていますが、自生している「本わさび」を「山わさび」と呼ぶ地域もあるのでちょっと紛らわしいですね。

この記事ではホースラディッシュ栽培を美味しく始められて、あまり手をかけずに栽培する方法をご紹介していきます。

ホースラディッシュの苗をつくる

 

まずは苗を入手しよう

「ホースラディッシュ 苗」で検索すると色々なタイプの苗が出てきます。
それを購入して始めるのも良いのですが、今回は美味しく戴きながら栽培を始める方法をご紹介します。
 
私が購入したもの
今掘りたて!辛さがうま〜いえぞ山わさび(ホースラディッシュ)たっぷり1kg北海道産あの辛さがたまらない

 

美味しくいただこう

特におすすめしたいのは、ソース。
肉や野菜によく合う美味しいソースを作ることができます。醤油、マヨネーズ、フレンチドレッシングなど色々なベースのソースを作ることができるので試してみてください。

鼻にガツンと昇ってくる強烈な辛みを楽しみたい方は、すりおろしたものをご飯にのせて醤油ちょんと垂らして食べてみてください。ヤバイです。
 

定番のローストビーフの付け合わせも良いですね。
 

 

苗を育てよう

たくさんの株を作りたい時は1本を複数に刻んで小さくして芽出しをする事ができます。
 

水は薄く張っておき、乾いたら足す程度で大丈夫です。
一週間くらい経つと少し芽が出てきます。
 

三週間経つと根も葉も伸びてきました。
 

植える場所の準備しよう

土づくりは一般的な作物と同じでOK。
北海道の山などに野生化しているくらいなのでそれほど気を遣わなくても育ちます。

きちんと育てたければ、植える位置の50~60㎝を掘り起こして硬盤層がない状態にしてあげて、PHの調整の為に石灰を散布、根が伸びやすいように有機物(堆肥や籾殻、腐葉土など)を混ぜ込んでおくと良いでしょう。
肥料は、化成肥料や有機肥料などお好みのものをご使用ください。

植え付けしよう

葉や根がしっかり伸びたら植付けします。
 

軽く畝を立てて、雑草対策としてビニールマルチを敷きましょう。
特に苗が小さいうちは雑草にすぐ負けてしまいます。マルチを敷いておけばしばらく放っておいても安心です。
他の作物の苗を植えるのと一緒でマルチに穴を空けて、土を軽く掘って水をかけます。
その穴に植えて周りの土をかけて少し抑えたらこれで終わり。周りの土が乾いる状態であれば、もう一度水を掛けてあげてもいいかもしれません。
 

日々の管理

特に最初の1ヵ月くらいは、何事にも負けやすいので時々見に行ってあげましょう。
アブラナ科なので、葉が虫に食べられる事が多くあるかもしれません。それでも一度全部食べられてしまっても再生するくらい丈夫なので、そう簡単に枯れてしまう事はないと思います。
年に数回、周りの草刈りをしてあげるだけの管理でも十分育てられると思います。

収穫

収穫期は11月~12月頃。
市販されているものと同じ太さまで育てようと思うと3、4年は必要かもしれません。
細くても食べられるので5月に植えて11月に収穫しても大丈夫です。
ちゃんとしたものを食べるのであれば翌年の方がよさそうです。

定植後、半年で収穫したもの。
 

まとめ

 

収穫物の感想

半年で収穫したものを食べた感想は、細いとすりおろし難いのと、荒い繊維質が多かったように思います。
辛みはあって新米に良く合いました。お米の甘味が引き立って美味しかったです。
 

 
ほとんど放置で栽培したので、葉が虫に食べられてほとんどなくなったこともありました。
葉が食べられてもそう簡単には死なないけど育ちは遅れてしまう事が分かりました。
早く大きく育てたいのであれば丁寧な栽培が必要なようです。

いつから始める?

育てやすさを考えると5月に植えるのがベスト。

購入して食べ始める・・・3月中旬
芽出し開始、土づくり・・3月下旬
植付け・・・・・・・・・5月上旬
 

10月末に収穫して、根元はまた植え戻してみました。
上手く育つかは来年の春にご報告したいと思います。
 

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