茎枯病はアスパラガス栽培をする上で悩まされる病害の筆頭です。
病害を減らす方法はいくつかありますが、今回は切り株を取り除く手段を紹介します。
他の方法にも興味のある方は最後に紹介している関連記事でご覧ください。
実施する意味
茎枯病は主にアスパラガスの残渣に残っている病原菌が越冬し再感染すると言われています。
その為、できるだけアスパラガス残渣を圃場外に持ち出す必要があり、地表物だけでなく、地中際に残っている切り株も取り除く事が推奨されています。
実施する方法
立茎した親茎が転流を終了し黄化してから茎葉を圃場外に処分した後、バーナーで地表に落ちた残渣を燃やした後に実施します。
やり方は簡単で、切り株を見つけては手で抜き取っていきます。
丁寧にやりたい時は、畝の土を端から寄せていって全て取り除く事もできます。
まとめ
この作業は、ずっとしゃがんで行うので足腰が痛むし、時間も掛かって楽しいものではありません。
それでも毎年行っているのは、栽培期間の定期的な農薬散布と併用している限り茎枯病の病斑を見かける事が無くなっているからです。
もしかするともうしなくても大丈夫なのかもしれませんが、間違って病気が蔓延してしまうリスクを考えるとやる方を選んでしまっています。
その他にも、株の周りの土とじっくり触れ合う事で土壌の状態を把握できる利点があります。
更に今回は、畝の端から端を縦に50m近く縦断するネズミに作られたトンネルを発見して埋める事もできました。
今回の作業では、地上部だけでなく地中にも気を配って実際に接する事の大切さを感じる事ができました。
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