【アスパラガス栽培におすすめの資材】転流を促進する『根っこりん』の効果は?

 
今回は、当社でも愛用しているアスパラガスの転流を促進してくれる「根っこりん」という葉面散布肥料をご紹介します。
 
 
「収穫が終わっているのに黄化が始まるのが遅くて困っている」「早く刈り取りたいのに黄化のペースが遅くて困る」「黄化が始まっているけどちゃんと転流が終わっているのか心配」といった経験をしてきた方にオススメの資材です。
 
記事では使い方や効果、使用した感想などを紹介していますのでよろしければ最後までご覧いただければ幸いです。
 


 

「根っこりん」ってどんな商品?

 
「根っこりん」はコリン含有の葉面散布肥料で
 
・地下部の肥大促進に効果が認められているコリンを含有。
 
・根菜類の肥大促進・収量増加に効果的。
 
・塊根への光合成物蓄積を促進する作用。

 
などの効果が認められています。
 

効果が確認されている作物
ダイコン、タマネギ、バレイショ、ニンジン、ゴボウ、カブ、アスパラガス、ビート、コンニャクイモ、ラッキョウ、ニンニクなど。
 

アスパラガスへの効果は?

 
ご覧の方に説明するまでもない事とは思いますが、アスパラガスは気温が下がり萌芽しなくなってくると茎葉に残っている栄養を貯蔵根へ転流します。
 
根っこりんを葉面散布する事で、通常よりも転流が促進されて貯蔵根の重量増加し、それに伴って翌年の収量向上が期待できるという事のようです。
 

根っこりんの使い方

 
原液を250倍に薄めて葉面散布します。
 
アスパラガスの場合は、刈取り前の約1ヵ月~1ヵ月半での使用を推奨されていて、当社では1回目から2週間空けてもう一度散布して、年2回散布しています。
 
散布している写真を探しましたが見つからなかったので当社での散布の様子の紹介は来年にでもできればと思います。
 

根っこりんの効果は感じている?

 
様々な要因で変化する収量に関しては、「根っこりんを使って収量が増えました!」とはっきり言えないですが、養分は上手く転流できていて翌年の春芽にいい影響を与えているという感覚はあります
 
また、散布後はしばらくしてから茎葉が綺麗に黄化していくのと、散布していない時よりも転流のペースが速くなるのは実感しています。
 

まとめ

 
個人の意見としては、使用する価値のある資材だと感じているので使用し続けています。
 
ここ数年、秋から冬にかけての気温が高い日も多くて転流や黄化のペースが遅くなっているように感じるので根っこりんには助けられています。
 
私の所と同じく雪の降る地域や、冬の休眠期間をできるだけ長く取りたい場合などにも有効な資材ではないかと思います。
 
気になった方は一度試してみては如何でしょうか。
 


 

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