「コシヒカリはどこのお米?」と聞かれたら大抵の方は新潟を思い浮かべるのではないでしょうか。魚沼産のコシヒカリは最も有名なブランド米になっています。
コシヒカリは人気が高いだけあって全国各地でも栽培されています。
私の住む秋田県でも栽培されています。
でも実は、新潟県発祥ではなかったのです。
私もその事実を最近知りました。
コシヒカリ発祥の地と誕生について記事にしました。
・コシヒカリの生まれた場所
・コシヒカリの誕生日
・コシヒカリの両親
・名前の由来
・農家の一言
コシヒカリの生まれた場所
コシヒカリが生まれた場所はなんと!福井県です。
まさか、まさか新潟じゃないなんて信じられませんでした。こんな事もあるんですね。
コシヒカリの誕生日
1945年に育成が開始されました。
えーー!1945年ですよ!!1945!
びっくりです。1945年といえば第二次世界大戦が終結した年です。
沖縄に上陸され、原子爆弾を落とされ、ボロボロになった日本が降伏した年です。そのような大変な時期でも農業試験場は稼働していて研究開発が行われていた事が驚きです。
そして1956年にはコシヒカリと命名されて正式登録されました。
コシヒカリの両親
母は農林22号、父は農林1号という交配で生まれました。
名前の由来
コシヒカリという名の由来は越国(こしのくに)で光り輝くお米に育ってほしいとの願いから名付けられたと言われています。
越国(こしのくに)は、現在の福井県敦賀市から新潟県を含めて山形県庄内地域の一部に及ぶ地域の事を指していました。
結果的に、新潟県から全国に光り輝く日本一のお米になりましたね。
農家の一言
「秋田で農業をやっていてお米を作っている」と言うと「あきたこまち?」と聞かれる事がほとんどです。一般的に秋田のお米と言えばあきたこまちです。
私も秋田に住むまで、秋田と言えば「あきたこまち、なまはげ」くらいしか思い浮かびませんでした。
私の住む場所は、秋田県の中でも温暖な地域なのであきたこまちよりも気候に合っているひとめぼれが主に栽培されています。私の家でもひとめぼれの栽培は全体の8割くらいを占めています。
この地域で栽培されるひとめぼれは食味ランキング2年連続で特Aを獲得しています。
それでもなんとなく「宮城のお米を栽培している」という後ろめたさというか、堂々と「秋田のひとめぼれです」と言えない自分がいました。
コシヒカリが福井で生まれたという事知って、気持ちが晴れました。
新潟のように堂々と「ひとめぼれが美味しいのは秋田のお米です」といえるようになりたいです。そしてどんな品種を育てようとも自信をもって売り出していきたいと思えるようになれました。
新潟県産コシヒカリ、勇気をありがとう。
参考サイト
イネ品種・特性データベース検索システム|農研機構
私は新潟でうまれました。こしひかりはとてもおいしいです。こしひかりいがいにもひとめぼれやいろいろなおこめをたべてみたいです!